0091:選べ、もう一度!

令和元年、おめでとうございます。いい時代になりますように。そして、汝の人生の辛さが、少しでもマシになりますように。・・・神さま聞いてる?
(^~^ )


ここんとこ、あったかい日が続いたと思ったら、急にまた寒くなったりして、なんか変なGWになりましたね。雨風も強かったり。お出かけなど、お気を付けくださいね。

では本編へまいりましょう。


こだわりが人生を辛くする時

前回(0090)は、あきらめることについての話を書きました。あきらめる、ということが、人生が辛い時には、けっこう重要なのではないか、という話でしたね。

何かに強いこだわりがあること、

たとえば、家事や仕事をきちんとこなすこと、
それから、予定をしっかり立ててから行動すること、
ほかにも、お金をきっちり管理すること、
また、何かを集めたり、習慣を続けていたりすること。

そいういったことを続けていて、それで満足しているうちは全然楽しいしいいんですけど、それが本当に、自分のためになっているのか、それを考え直す機会というものが、時々あってもいいのかもね? くらいに、思っていたらいいのかもしれません。

そんでもって、それが「苦しい」のであれば、なんとかして、手放してしまった方がいい時も、人生にはあるものです。

こだわりを捨てるのには、練習がいるものです。前回ちょっと触れた、断捨離ブームなんかも、そういう「こだわりを手放す」いい練習になるのかもしれませんね。


ハイペリオンより

さて今回は、僕の好きな小説シリーズから、この話題にちょうどいい言葉をお伝えしようと思います。

「ハイペリオン」シリーズという小説がありましてね。著者はダン・シモンズという人です。

SF小説の金字塔といわれるシリーズで、最初の『ハイペリオン』に始まり、続編の『ハイペリオンの没落』と対になって一度完結し、その後この続編にあたる作品『エンディミオン』『エンディミオンの覚醒』が書かれ、これら全四作品がこれにあたります。

ざっとあらすじを・・・人類が銀河の隅々まで進出した時代、銀河連合は、謎のレジスタンスであるアウスターの脅威にさらされていた。そんな中、銀河辺境の惑星ハイペリオンに、聖地巡礼をするべく集められた7人の男女。顔も知らない彼らは、謎の金属の怪物シュライクの脅威におびえながらも、それぞれの境遇を語りつつ、聖地「時間の墓標」を目指す・・・そこで彼らが見たものは??

というお話です。これが最初の二冊(文庫版だと、上下あるので四冊)。

んで、次の二冊(「エンディミオン」シリーズとも言われます)では、ミステリアスな前作とちょっと毛色が変わって、主人公の成年ロール・エンディミオンと、時間を超えてやってきたヒロインのアイネイアーの、銀河を駆け巡る冒険活劇になっています。


そのヒロイン、アイネイアーが、将来ビッグになったら、どんな演説をするか? という話をしていて、彼女は、出来るだけ短い演説にしようと思って、たった二言まで内容を縮めてしまうんです。

それが今日紹介する言葉なんですけど、それは

『選べ、もう一度』

(原文:”Choose again.”)

というものなんです。

当然、これだけではなんのこっちゃ? なんで、ロール君がそうたずねると、彼女は「ある事柄を思い浮かべて、その後ろに付けるんだよ」と教えてくれます。

本編では「たとえば・・・宗教。選べ、もう一度」という例が出てきますね。ちょうど、彼らがアウスターと未来のキリスト教との間で板挟みになっていた時期じゃなかったかな?


選べ、もう一度!

この言葉、たった二言の「演説」なんですけど、わしらの生活の上で、何かが本当に自分にとって必要な事かどうかを考え直す時に、すごく役に立つんじゃないかって、わしは思ってます。

最初に出した例で考えると・・・


家事のやり方。選べ、もう一度!

仕事の進め方。選べ、もう一度!

予定の立て方。選べ、もう一度!

予定の有無。選べ、もう一度!

お金の使い方。選べ、もう一度!

集めた物。選べ、もう一度!

クセや習慣。選べ、もう一度!


・・・どうです? まず「ほかにも選択肢があるかもしれない」という風に、思えませんか?
d(^~゜ )

何かにこだわりを持っている時って、どうしても「それしかない」と思い込んでしまいがちですよね。でも、一度立ち止まって、周りをよく見てみると、案外

幸せになるやり方は、他にもあるかもしれない

ということに、気づいたりするもんです。


そこが出発点です。


そして、それが自分にとって大事だったり、必要だったり、幸せのタネだったりするなら、もう一度同じものを「選べ」ばいい

そしてもし、そのことが汝自身の人生を辛くしているのであれば、選択肢さえあれば「選び直す」こともできる

この二つのプロセスを、たった二言で表している、とても便利な言葉だと、わしは思うんです。


あきらめるために、チューズ・アゲイン!

わしはこの「選べ、もう一度!」は、前回の「あきらめる」ということに、通じる内容だと思っています。

選ぶためには、それらをよく観察しなければなりません

そして「明らかに、見極める」ことができたら、再び選び直すことができるのではないでしょうか。

だから、今の人生の辛さを何とかしたい、と思ったら、まずは、深呼吸でココロをリラックスさせて、

Choose, again!


を使って、汝の周りにある色々なものを、よく見極めてみてはいかがでしょうか?
d(^~゜ )

というわけで、このブログの内容も、やみくもに鵜呑みにするのではなくて「選べ、もう一度!」。

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