知るために、くりかえす
他者は、自分である。これは究極の真実です。わしらは、この真実を体験的に知るために、地獄にやってくると言っても、過言ではありません。
ぶっちゃけ、わしらが地獄に降りてくる一番大きな目的は、この「自分と他者が、同じものからできている」ことを、アタマとココロと、両方で理解するためなのです。
ま、そのためには、各々が「他人とは一体何なんだ」ということについて、何度も何度も、真剣に考えないといけないので、そのための「個別のドラマ」(0002)のシナリオを一生懸命考えてから、天国から地獄に生まれてくるんです。
前に書きましたよね。わしらは、全員、好きこのんで地獄に生まれてきます、って(0010)。
わしらは、天国で暮らしながら、地獄でどういうことをやりたいかを、一生懸命考えてるんですよ。そんでもって、どういう人と出会って、どういうドラマを体験して、その結果どういうふうに感じるだろう、ということを、レコードの溝に刻んで(0011)、その溝の最初に針を落とすように、わしらは地獄に生まれてきます。
天国では、地獄のように、時間が一方向に流れないので、個別のドラマを体験するためには、地獄に降りてきて、時間を最初から流すしかないんです。それこそ、音楽を楽譜に従って演奏するように。
そんでもって、その個別のドラマが全部終わって、天国に帰っていったあと、どの次にどういうドラマを体験して、より冒頭の【真実】に迫っていくか、それを考えながら、新しい計画を練るんです。
いわゆる【輪廻転生】とか【リインカネーション】とか言われるアレです。わしらが何度も、いろんな人生を体験するのには、ちゃんと理由があるんです。
他者との関わり
さてこのように、地獄で真実をさがす旅を、ずっとやっているわしらなのですが、冒頭の『真実』とやらを発見するには、必須の前提条件があります。それは自分と、自分以外の何か(他者)が存在すること
です。他者がいないことには、自分がどういう存在なのか、規定することができませんからね。それに、他者がいないと、自分と他者が、本当は同一の存在である、という気づきの意味そのものが、なくなってしまいます。最初っから全部自分なんだから。
前回(0021)も書いたけど、他者というものは、時にとても厄介なものです。すぐ血を吸おうとするし、おまけに痒くなるし。病気や寄生虫を媒介するし、眠ろうとしたら耳元でプーーーンとかうるさいし。
ええ、蚊の話です(笑)。これもまた、他者です。自分以外の何かですよね。
(^~^ )
でもね・・・蚊も、わしなんですよ。究極の真実のもとでは、ね。
d(^~゜ )
この場合、蚊は、わしを煩わせるという体験をもたらしてくれています。なので、わしはその返礼として、容赦なくぶち殺すようにしています。
蚊はきっと(これはわしの想像でしかないのですが)、生存競争の果て、巨大生物のわしにぶち殺されるという、不条理な体験をしに来ているんだと思います。だから、その時わしにぶち殺される、というドラマが成立してしまっているんです。
過去と未来と現在と
「??」とお思いかと思います・・・ちょっと複雑な話をしているんじゃないかと思っています。この世界で起こっていることは、前にも書いたけど、完璧な計算のもと、他者との全ての関わりが組み上がってできています。
わしがそのとき、その蚊をぶち殺すのに成功したなら、それはおそらく、その蚊があらかじめ「わしに殺されよう」と計画していたんだということです(!)。
こんなことを書くと、おそらくすごい感情的な反論をしたくなると思います。
「僕の恋人が殺されたのは、全部決まっていた未来だったのか!!」
とか「あのとき交通事故にあったのは、生まれる前から自分で決めていたの??」
とか。そういう理不尽な目にあった時、わしのこんな話は、全然信じられないと思います。
でもね・・・やっぱり、わしらの人生は、計画通りに進み、計画通りに終わります。
どんなに理不尽な目にあっても、それによって苦しい思いをし続けても、悲しみに打ちひしがれて、失意の内に死を迎えても、やっぱり、それは計画通りの人生なんですよ。
この地獄に、偶然なんてものは、ただの一つもありません。全部、全て、あらゆる時間の、あらゆる出来事が、すべて計画通りに起こっています。道に落ちている小石ですら、その時間にそこにあることが、計画済みだったりします。
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うーん、難しい話になってきたと思うので、今日はこの辺で。
毎度のことですが、わしの話は、まず疑ってみてください。そして、自分で考えてみてください。納得できないことがあっても、無理に納得しようと、しないでくださいね。
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