0022:蚊は私である、という真実

知るために、くりかえす

他者は、自分である

これは究極の真実です。わしらは、この真実を体験的に知るために、地獄にやってくると言っても、過言ではありません。

ぶっちゃけ、わしらが地獄に降りてくる一番大きな目的は、この「自分と他者が、同じものからできている」ことを、アタマココロと、両方で理解するためなのです。

ま、そのためには、各々が「他人とは一体何なんだ」ということについて、何度も何度も、真剣に考えないといけないので、そのための「個別のドラマ」(0002)のシナリオを一生懸命考えてから、天国から地獄に生まれてくるんです。

前に書きましたよね。わしらは、全員、好きこのんで地獄に生まれてきます、って(0010)。

わしらは、天国で暮らしながら、地獄でどういうことをやりたいかを、一生懸命考えてるんですよ。そんでもって、どういう人と出会って、どういうドラマを体験して、その結果どういうふうに感じるだろう、ということを、レコードの溝に刻んで(0011)、その溝の最初に針を落とすように、わしらは地獄に生まれてきます。

天国では、地獄のように、時間が一方向に流れないので、個別のドラマを体験するためには、地獄に降りてきて、時間を最初から流すしかないんです。それこそ、音楽を楽譜に従って演奏するように。

そんでもって、その個別のドラマが全部終わって、天国に帰っていったあと、どの次にどういうドラマを体験して、より冒頭の【真実】に迫っていくか、それを考えながら、新しい計画を練るんです。

いわゆる【輪廻転生】とか【リインカネーション】とか言われるアレです。わしらが何度も、いろんな人生を体験するのには、ちゃんと理由があるんです


他者との関わり

さてこのように、地獄で真実をさがす旅を、ずっとやっているわしらなのですが、冒頭の『真実』とやらを発見するには、必須の前提条件があります。それは

自分と、自分以外の何か(他者)が存在すること

です。他者がいないことには、自分がどういう存在なのか、規定することができませんからね。

それに、他者がいないと、自分と他者が、本当は同一の存在である、という気づきの意味そのものが、なくなってしまいます。最初っから全部自分なんだから

前回(0021)も書いたけど、他者というものは、時にとても厄介なものです。すぐ血を吸おうとするし、おまけに痒くなるし。病気や寄生虫を媒介するし、眠ろうとしたら耳元でプーーーンとかうるさいし。

ええ、蚊の話です(笑)。これもまた、他者です。自分以外の何かですよね。
(^~^ )

でもね・・・蚊も、わしなんですよ。究極の真実のもとでは、ね。
d(^~゜ )

この場合、蚊は、わしを煩わせるという体験をもたらしてくれています。なので、わしはその返礼として、容赦なくぶち殺すようにしています。

蚊はきっと(これはわしの想像でしかないのですが)、生存競争の果て、巨大生物のわしにぶち殺されるという、不条理な体験をしに来ているんだと思います。だから、その時わしにぶち殺される、というドラマが成立してしまっているんです。


過去と未来と現在と

「??」とお思いかと思います・・・ちょっと複雑な話をしているんじゃないかと思っています。

この世界で起こっていることは、前にも書いたけど、完璧な計算のもと、他者との全ての関わりが組み上がってできています

わしがそのとき、その蚊をぶち殺すのに成功したなら、それはおそらく、その蚊があらかじめ「わしに殺されよう」と計画していたんだということです(!)。

こんなことを書くと、おそらくすごい感情的な反論をしたくなると思います。

「僕の恋人が殺されたのは、全部決まっていた未来だったのか!!」

とか

「あのとき交通事故にあったのは、生まれる前から自分で決めていたの??」

とか。

そういう理不尽な目にあった時、わしのこんな話は、全然信じられないと思います。

でもね・・・やっぱり、わしらの人生は、計画通りに進み、計画通りに終わります

どんなに理不尽な目にあっても、それによって苦しい思いをし続けても、悲しみに打ちひしがれて、失意の内に死を迎えても、やっぱり、それは計画通りの人生なんですよ。

この地獄に、偶然なんてものは、ただの一つもありません。全部、全て、あらゆる時間の、あらゆる出来事が、すべて計画通りに起こっています。道に落ちている小石ですら、その時間にそこにあることが、計画済みだったりします。

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うーん、難しい話になってきたと思うので、今日はこの辺で。

毎度のことですが、わしの話は、まず疑ってみてください。そして、自分で考えてみてください。納得できないことがあっても、無理に納得しようと、しないでくださいね。

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