0159:7-7:まだまだ奥深い「モト」についてのQ & A⑦

7-7【まだまだ奥深い「モト」についてのQ & A】⑦

Q:僕たちは「神さま」なの?

A:そのとおりです。文字通り、そうなんです。
 先ほどから書いている通り、神さまが自分を分割したトゲトゲの先端に、分割した「元」が分からなくなっている状態でぶら下がっているのが「あなた」であり、「僕」です。つまり、ちょっとキモいかも知れませんが(笑)、僕とあなたはもともと同じ存在から分岐してできているものです。あなたの指先に顔がついているようなものだと思ってください。顔同士はお互いがあなたの体の一部だなんてツユほども思っていませんが、あなたから見ると両方ともただの肉体の一部なんです。
 そのときの「肉体」にあたるものが神さまです。ですので、僕たちは「僕たち自身」でありつつ、同時に「神さまの一部分」でもあるのです。僕たちがそうだと気付けないようになっているだけなんですね。
 ただ、神さまの「目的」は、さきほど書いたとおり「全員が本当は神さまの一部分だと気づいて、それでも地獄で生きていき、最終的にこの地獄を「有」のモトで埋め尽くす」ことなので、あとで「自分で気づく」ために「わざと最初は分からないようにしている」んです
 生物は長い長い年月を経て、単細胞のバクテリアのような生き物から、ようやくある程度の知性を有する「人間」までたどり着きました。人間に進化することで、初めて「あ、自分は神さまの一部なんだ」と気づくチャンスを得ました。そして、人類に進化してからも、その事実に気づくまでにはずいぶんと時間を要しました。
 ですが、その「迷いの旅」もまもなく終わりです。なにせ、僕やあなたのように「気づいてしまった」人類がちょいちょい出現していますからね。そういうわけで、神さまの長い長い時間の旅は今、ある意味転換点を迎えているのかも知れません……『モト』の概念の発見によって。


Q:こんなことって、人生に必要なの?

A:人生が辛いときほど、持っておいたほうがいい知識だと思います。
 昔から、偉い人がたくさん「いいこと」を言ってきました。
 人に優しくしなさい、とか。
 悪事はお天道様が見てる、とか。
 情けは人の為ならず、とか。
 自分を大切にしよう、とか。
 困っている人を助けよう、とか。
 余った富は分け与えよう、とか。
 愛はすばらしいものだ、とか。
 人生はすばらしいものだ、とか。
人生が辛いときは、こういうことが「なぜなのか」が、なかなか理解できません。なぜなら、今、本人が一番「苦しんでいる」からです。これは、隣の人と比べてどちらがより苦しいか、などという比較の問題ではなく、本人がどう感じているかの問題なので、生活が豊かであろうと貧しかろうと、それぞれがそれぞれなりの「苦しみ」を抱えているということです。なにせここは地獄なんですし。
 人生はなぜ辛いのか、というと、幸せを感じる機会が少ないからです。なぜ少ないのかというと、ココロのモトが足りないからです。
 ですから、モトを集めるにはどうしたらいいか考える時に、モトあつめの知識が必然的に必要になります。その一つである「愛の状態になる」と、先ほどの「偉人の知恵」に「必然性」が見いだせるようになります。なぜそうしたほうがいいのか? が分かるようになるのです。
 「分かる」ために大事なのは「納得している」ことだと思います。その「納得」に必要なのが、モトの「作動原理」と「存在する理由」であり、そこを突き詰めた時におのずとたどり着くのが、ここまでQ & Aで紹介してきたような知識なんです。
 だから、です。これらの知識があると、人生が楽になるかもしれないと僕は思っています。


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 この章で紹介してきたような、本編よりずっとずっと「奥」のモトの話は、いずれまた別の本で紹介できたらいいなと思っています。この本が売れたら(笑)続きが書けるかもしれませんね。お楽しみに。
 というわけで、この地獄世界のすべての人がこれら「モトの真髄」を理解するにはまだまだ時間がかかるかも知れませんが、僕はきっといつかその日が来ると信じています。

(第七章完・あとがきへ)

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