0120:2-7:二つの『モトあつめ』②「自分で生み出す」

◆モトを「自分で生み出す」方法

では、もう一つの「モトあつめ」について見ていきましょう。

 前の「人に分けてもらうモトあつめ」でも少し触れましたが、ココロの持っているモトの量は「勝手に増える」ことがあります


モトが「増える」!?

前項で書いたのは「相手と楽しく過ごしているとき」の話でしたね。いい気分になると、モトが増えていく、と。
 いい気分になっているということは、「好き嫌いゲージ」が『好き』の方に動いているということです。好き嫌いゲージを動かすにはモトの消耗が必要なのですが、それでも『好き』の方に動いているということは、消耗するモトの量を上回る勢いで、ココロのモトの量が増えている、ということなんです。

 実は・・・僕たちのココロには、モトを増やす機能が備わっています。もうちょっとちょっと詳しく書くと、ココロというのは空間の「無」の状態のモトを「有」に変えて、「有」のモトを増やす機能を持っているんです。

 また「新しいこと」を書いていると思うので、もう一度繰り返しますよ。

 ココロはモトを生み出す「機能」を持っています。



ココロはモトの「発生源」にもなれる!

モトというのは、この世界のあらゆるモノの元になる素粒子でしたね。そして、空間の一定の座標から動かない状態で「無」か「有」の状態になっていて、「無」から「有」の状態になったときに空間に出現するとも書きました。また、モトは物体が移動するときに、電光掲示板がついたり消えたりするように「消滅」「出現」を繰り返しているとも書きましたよね。
 今回はそれとは別に、僕たちのココロが「空間にモトを出現させて増やす」機能を持っている、と書いているんです。

 この世界にあるモノ、例えば石ころや金属、本棚やテレビや紙飛行機、そして生き物のカラダやそれを使った食べ物やジュースなど・・・そういったものが「勝手に増える」ことは普通ありませんよね。
 もちろんそれらも「モト」でできていて、それらが空間を「移動する」際にも、ものすごいスピードでモトがコピー&ペーストされ直していることで空間に「表示」されているのですが、それでも「量」が増えたり減ったりはしません。質量保存の法則、というやつです。

 ですが・・・僕たちのココロだけは、空間の「有」の状態の「モトの量」そのものを増やすことができるんです。

 これは生き物のココロの大きな特徴の一つです。空間にある「有」のモトは、生き物のココロを通してしか、増やすことができないんです。


生き物のココロだけが持つ「機能」

ココロはすべての生き物に備わっている「命」の基本的な構造・機能です。どんな生き物にも、それこそ人間や哺乳類・魚類やハ虫類のみならず、虫や花や木やアメーバやバクテリア、ウイルスに至るまで、生き物すべてにこのココロが備わっています。だから「モトを増やす」チャンスというのはすべての生き物が持っている「機能」と言えます。

 その中でも特に「アタマ」が発達した生き物である人間のココロが生み出すモトの量は、他の生物の比にならないくらい膨大です。アタマを駆使した複雑な精神活動を通して、僕たち人間は日々どんどん「有」のモトを世界中に増やしています。

(続く)

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